シェール革命の正体
発売日
2013年11月25日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-81606-7

シェール革命の正体
ロシアの天然ガスが日本を救う

著者 藤和彦著 《世界平和研究所主任研究員》
主な著作 『石油を読む(第2版)』(日経文庫)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 アメリカのシェール革命によって引き起こされる、世界資源地図の書き換えの行方と、それに対する日本の取るべき戦略を説き明かす。



 「シェール革命時代」のプレーヤーが揃った。まずは、石油・天然ガスともに、シェール革命で国内生産が膨大に増え、エネルギー不安から解放されて沸き返るアメリカ。工業化の進展や、国民生活の向上によってエネルギー需要が増大、世界最大のエネルギー輸入国となり、焦る中国。アフリカでのエネルギー開発など、シェール革命の逆風を受け、欧州離れを模索するロシア。そして、シェール革命による世界エネルギー地図の書き換えによって、エネルギー戦略の見直しが必須となる日本。これらの、4大プレイヤーが、これからの時代にどのように動くかを、各々の持つ事情から探った、日本のエネルギー問題のエキスパートによる一冊である。サブタイトルにもあるように、日本の最も取るべき戦略として、ロシアから天然ガスパイプラインをつなぐことを強く勧める。各国の国益が複雑に絡み合う、過渡期である今のエネルギー世界地図を明快に読み解く。