ひと目でわかる「戦前日本」の真実
発売日
2013年12月20日
判 型
A5判並製
ISBN
978-4-569-81704-0

ひと目でわかる「戦前日本」の真実
1936-1945

著者 水間政憲著 《近現代史研究家》
主な著作 ひと目でわかる日韓・日中 歴史の真実』(PHP研究所)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 「戦前の日本は暗黒時代」は、終戦までの約1年半のこと。それ以前は、こんなに明るい時代だった――。好評ビジュアル解説本・第5弾。



 戦後のGHQ占領下以降の歴史教育のためか、多くの日本人は「戦前の昭和時代は軍部が突出し、言論の自由が制限された暗黒時代だった」と思っている。食糧難で、文化も娯楽もなく、国民は暗澹たる毎日だった――という歴史観だが、それはあまりにも極端な歴史の見方ではないか。

 昭和4年に世界恐慌があったが、日本の工業生産高は増え、都市が発展し、大学がどんどん誕生。昭和14年まで日本国民1人当たりのGNPは増加しつづけた。昭和15年の東京オリンピックの開催決定は、軍事力で勝ち取ったわけではなく、スポーツ競技も発達した近代的な国家と認知されていたからである。「閉塞感に覆われたのは、終戦の1年半前くらいだった」と戦前を知る文化人の証言も少なくない。米国との戦争になるまでは、さほど切迫感もなく、和やかな日常は現在と変わらなかったことを、本書に収録した二百数十枚の写真は物語る。

 「戦前暗黒史観」を覆すビジュアル解説本。