[新版]森の思想が人類を救う
発売日
2015年02月26日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-82383-6

[新版]森の思想が人類を救う

著者 梅原猛著 《哲学者》
主な著作 梅原猛の仏教の授業 法然・親鸞・一遍』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 すべての動植物、山や川にまで魂が宿っているという森の思想こそ、危機に瀕した現代文明を救う。1995年に出版された名著を復刊。



 「すべての生命は平等であり、生命は循環する」という日本の「森の思想」に、危機に瀕した現代文明を救う道がある。

 核戦争・環境破壊・精神崩壊の危機が深刻化し、原発事故という文明災が起きた今、われわれは何をすべきか。本書では、日本人が古来より信仰してきた神道や仏教、日本の仏教の合い言葉になった「草木国土悉皆成仏」など、日本文化の中に存在する人類救済の原理を見出す。

 西洋の思想では限界がある。文明の原理を、人間の自然支配を善とする思想から、人間と自然との共存をはかる思想に転換へ――。人類普遍の思索を深めてきた梅原哲学の一つの到達点であり、『人類哲学序説』の原点となった名著、待望の復刊。われわれが歩むべき道筋を指し示す。