人口減少時代の地方創生論
発売日
2015年03月13日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-82449-9

人口減少時代の地方創生論
日本型州構想がこの国を元気にする

著者 佐々木信夫著 《中央大学教授》
主な著作 『都知事』(中公新書)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 地方行政研究における学会の第一人者が、日本を「州制度」に移行し、地方をよみがえらせるための構想を描き出す。



 これからの日本は、人口がどんどん減少し、大都市への集中が進み、地方は消滅する……という議論が、現在、巷では優勢である。安倍政権は、「地方創生」を改革の柱として据え、様々な政策案を出してきてはいるが、著者によれば、それらは所詮、経済政策に過ぎず、廃藩置県いらい140年以上も同じ区割りで続けられてきた地方行政の抜本的改革にはなっていない。どんどん国の状態が変わっていっている今、現在の地方行政のやり方は、まったく現状に合わなくなってしまったのである。これを変えてゆくための一私案として、本書では、地域主権型の「日本型州構想」を提案する。地域と地域の間に競争関係を復活させ、かつまた、国全体を元気にしてゆくために、思い切った改革が一刻も早く行われなければならない。日本国民の行くべき道の一つのモデルを示した、地方行政・自治論の第一人者による、渾身の一冊である。