人類と地球の大問題
発売日
2016年01月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-82735-3

人類と地球の大問題
真の安全保障を考える

著者 丹羽宇一郎著 《公益社団法人日本中国友好協会会長》
主な著作 中国の大問題』(PHP研究所)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 日本はもちろん中国でさえ、人類の存亡にかかわる水、食料、エネルギーを自給自足できない。「地球の未来と日本」に警鐘を鳴らす書。



 14万部超えのベストセラー『中国の大問題』に続く、丹羽宇一郎氏のPHP新書第2弾。1972年に刊行されたベストセラー『成長の限界』は、「あと20年で石油は枯渇し、人類の成長は限界に達する」と警鐘を鳴らし、世界を震撼させた。結果的に、その予測は現実のものとはならなかったものの、あれから40年以上経ち、地球の人口は倍増し、温暖化も進み、食料や水の枯渇リスクも高まってきた。たしかに最近、日本でも頻発する集中豪雨や巨大化する台風などの“地球の反乱”には、私たちの想像をはるかに超えるものがある。にもかかわらず、「なんとかなるさ」と知らん顔を決め込んでいる人間は、傲慢すぎるのでは――。昨冬のCOP21では、世界196の国・地域が温暖化に対する取り組みで合意に達したが、いまこそ、人類の英知が試されるときである。著者が自らの商社マン時代、中国大使時代の体験も踏まえ、人類の未来を展望し、真の安全保障を考える一冊。

 【お詫びと訂正】本書のP.198に、“宇宙は38億年前に誕生した”との記述がありますが、正しくは“地球に生命が誕生して38億年”の誤りでした(電子書籍版は訂正済みです)。読者のみなさまに、お詫びして訂正いたします。