[決定版]古代史の謎は「海路」で解ける
発売日
2021年02月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90009-4

[決定版]古代史の謎は「海路」で解ける
卑弥呼や「倭の五王」の海に漕ぎ出す

著者 長野正孝著 《水辺観光・津波防災アドバイザー》
主な著作 古代史の謎は「鉄」で解ける』(PHP研究所)
税込価格 968円(本体価格880円)
内容 邪馬台国の時代の造船技術では瀬戸内海は船で通れなかった! 運河建設等に従事してきた技術者が、古代史の謎を解き明かす。



 「魏志倭人伝」によれば、卑弥呼の特使・難升米(なしめ)が洛陽まで約2000キロメートルの航海を行ったというが、邪馬台国が畿内にあった場合、彼らは果たして対馬海峡を渡ることができたのだろうか。その時代、瀬戸内海は航路が未発達であったため通ることができず、交易は主に日本海側で行われたと考えられる、と著者はいう。当時の航海技術や地形に基づき、海人になって丹後半島の遺跡に身を置けば、鉄とヒスイで繁栄する「王国」の姿が見えてくる……。

 天照大神のルーツとは? 神武東征や神功皇后の海路とは? 倭の五王とはだれか? 倭国はいつ大和になったか?……

 港湾や運河の建造に長年従事してきた工学博士が、技術者の「知」で古代史のミステリーを解き明かし、あっと驚くような古代の世界を紹介する。

 『古代史の謎は「海路」で決まる』を改題し、大幅に加筆した力作。歴史研究家の河合敦氏、推薦!