小説の読み方
発売日
2022年05月09日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90219-7

小説の読み方

著者 平野啓一郎著 《作家》
主な著作 『本心』 (文藝春秋)
税込価格 946円(本体価格860円)
内容 『罪と罰』『ゴールデンスランバー』『蹴りたい背中』など11作品を題材に、小説をより深く楽しく味わうコツを、わかりやすく解説。



 あの作品も、こう読めばもっと感動できる!

 本書は、現代の純文学からミステリーまでの11作品を題材に、物語をより深く楽しく味わうコツを、人気小説家がわかりやすく解説。小説を読んだ後、SNSで、作品の感想を書いたり、意見交換ができるようになる1冊です。

 「冒頭で、私は、動物行動学者のティンバーゲンによる『四つの質問』を紹介している。これは、文学に限らず、映画にも美術にも通用する問いであり、何かを鑑賞したあと、人とそれについて話をしたり、自分で感想を書いたりする際には有効な着眼点となるだろう」(本書「文庫版によせて」より抜粋)

 
●ポール・オースター『幽霊たち』

 
●綿矢りさ『蹴りたい背中』

 
●ミルチャ・エリアーデ『若さなき若さ』

 
●高橋源一郎『日本文学盛衰史――本当はもっと怖い「半日」』

 
●古井由吉『辻――「半日の花」』

 
●伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』

 
●瀬戸内寂聴『髪――「幻」』

 
●イアン・マキューアン『アムステルダム』

 
●美嘉『恋空』

 
●フョードル・ドストエフスキー『罪と罰』

 
●平野啓一郎『本心』

 PHP新書版に、『罪と罰』『本心』の解説を新規追加し、再編集。