月と日の后(下)
発売日
2023年11月07日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90357-6

月と日の后(下)

著者 冲方 丁著 《作家》
主な著作 『骨灰』(KADOKAWA)
税込価格 891円(本体価格810円)
内容 一族の闇、怨念、陰謀が渦巻く宮廷――紫式部らの忠誠を得た藤原彰子は、時の権力者である父の野望に抗うが……。圧巻の平安絵巻。



 一族の闇、怨霊の跋扈、そして骨肉の争い――この国に平穏をもたらした彰子を描く、感動の平安絵巻

 彰子への出仕を頑なに拒否していた厄介な女房である紫式部。当初は手を焼いていたものの、彼女との絆や『源氏物語』はやがて、彰子を稀代の国母へと成長させた――。敬愛する夫・一条天皇の突然の死、一族内での足の引っ張り合い、頻発する火災や疫病……怨念うずまく宮中で闘い続け、時の権力者である父・藤原道長に唯一反旗をひるがえし、七代の天皇を支えた藤原彰子の感動の生涯を描いた長編小説。