なんとなく、日本人
発売日
2006年05月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64987-0

なんとなく、日本人
世界に通用する強さの秘密

著者 小笠原泰著 《NTTデータ経営研究所本部長》
主な著作 『日本的改革の探究』(日本経済新聞社)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 激化するグローバル競争、企業間競争を勝ち抜くために、現代日本人の思考メカニズムを徹底的に突き詰めた、産業人による新しい日本人論。



 グローバル化が進行する二十一世紀。もはや私たちは「なんとなく、日本人」であるという“ぬるま湯”に安住しているだけでは、激しい企業間競争、社内競争を生き残れない。しかし、アングロサクソン的な改革が、ほんとうに日本の風土に適しているのか?

 本書は、国際ビジネスマンの経験をもち、西洋的思考法を熟知した著者による新しい日本人論。「日本人は論理的でない」「日本人は保守的である」「日本人は常識的でチャレンジをしない」「日本人はリーダーに不向きである」――日本的思考メカニズムを論理的に探究することで、こうした日本人の負のイメージを検証、打破し、この国がもつ潜在力の源泉を明らかにする。B級グルメやラーメンにおけるこだわりや探究心は、浮世絵の芸術性、高品質に通じるものがあるし、幕末に作られた驚嘆すべき万年時計はたんなる模倣を超えて、まさに「コピーがオリジナル以上になる」ことを示しているのである。