これ以上やさしく書けない微分・積分
発売日
2006年11月17日
判 型
A5判並製
ISBN
978-4-569-65800-1

これ以上やさしく書けない微分・積分

著者 小林吹代著 《福井県立高校教師》
主な著作 『大人の算数・子どもの数学』(すばる舎)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 難解といわれる微分・積分を限りなく噛み砕いて解説。数学嫌いな人にも、数式やグラフに拒否反応をもたないで取り組める超入門書。



 「うさぎとカメ」のお話で、同じだったものとは? 矢の速さはどうやって計算するの? こんな素朴な疑問から微分・積分を紹介。数学の教科書ではなかなか理解できず、好きになれなかった人でも、イラストやグラフを使って「基礎の基礎」から解説したので、微積分の本質がつかめる。

 微小な部分に分けるほうが「微分」、分けた部分を積み合わせるほうが「積分」。つまり、その関係はウラ・オモテ。難解な数式を使った計算ではなく、エピソードをもとに説きおこした。

 著者は現役の高校の先生だけに、学生にも読んでもらえるように、わかりやすく書いている。また、すでに社会人となった数学嫌いの文系の人たちにもぜひ再チャレンジしてもらいたい本だ。

 微積分を好きになれば、数学の成績がアップするだけでなく、変化する現象のすべてが微積分の範疇だということがわかる。「数学頭」でものごとを考えられるようになるはずだ。