サバイバル人生論
発売日
2004年08月31日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-63719-8

さいとう・たかをのゴルゴ流
サバイバル人生論

著者 さいとう・たかを著 《劇画家》
主な著作 血液型人物観察術』(PHP研究所)
税込価格 836円(本体価格760円)
内容 何が起きてもおかしくない時代に、私たちはどのように生きていけばいいのか。『ゴルゴ13』の作者が、不透明な時代を生き抜く哲学を紹介する。



 科学技術の進歩によって、私たちの生活はどんどん便利になっている。携帯でいつでも人と話ができ、金さえ出せばコンビニで二十四時間食べ物を調達できる。しかし、便利さと引き換えに、私たちは動物としての生の実感や生きるための知恵を失ってしまった。あなたは、食べられる野草を何種類知っているだろうか。会社から家まで、歩いて何時間かかるか知っているだろうか。

 現代の便利な社会システムが、未来永劫続くという保障はどこにもない。戦争や自然災害が起これば、たちまち崩壊してしまうだろう。もし、そうなった時、あなたはサバイバルできるか?

 著者は、サバイバルとは死なないための技術ではなく、「生きるための哲学」であると述べている。本書では、著者の劇画作品である『ゴルゴ13』や『サバイバル』などの根底に流れる、さいとう流「生きるための哲学」を新書としてまとめた。生きる元気が湧いてくる一冊である。