言ってはいけない日本語
発売日
2007年09月03日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66895-6

言ってはいけない日本語
「あとで後悔しない」ための言葉の常識

著者 知的生産研究会著
主な著作 1日5時間で仕事を片づける人の習慣』(PHP研究所)
税込価格 524円(本体価格476円)
内容 「不測の事態に備える」って正しい表現? 何気なく使われがちな「間違い表現」を紹介し、「なぜ?」を解説。正しい日本語を伝授する!



 世の中は、「間違い言葉」で満ちている。たとえば、「ここで弔電を披露させていただきます」というセリフ。聞き覚えのある言葉だが、「披露」には「おひろめ」の意味があり、おめでたい席にこそふさわしい。これでは、故人も草葉の陰で肩をガックリ落としてしまうだろう。

 また、本書のサブ・タイトルにもある「あとで後悔しない」というフレーズ。こちらもよく使われがちだが、実は日本語としておかしい。「後悔」はそもそも「あと」でするもので、二重表現となってしまっているからだ。

 本書は、勘違いされがちな慣用表現をはじめ、敬語や慶弔語の非常識、さらに漢字の誤読まで、「そんな言い方をしていては失笑を買う」という事例を数多く紹介。

 クイズ形式で楽しみながら、普段何気なく使っている言葉の「なるほど!」が実感できる。巻末には知識の整理に役立つ「間違い言葉早見表」を収録。恥をかく前に、ぜひ読んでおきたい一冊。

 文庫書き下ろし。