理想の逝き方
発売日
2012年01月05日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67767-5

あの有名人101人にみる
理想の逝き方

著者 鷲田小彌太著 《札幌大学教授》
主な著作 晩節を汚さない生き方』(PHP研究所)
税込価格 838円(本体価格762円)
内容 作家から政治家、経営者、芸能人まで、あの人はどんな「死に際」だったのか? 「遺書を残す」「隠遁」「自死」など、日本人101人の死に方を探求。



 なんの前ぶれもなく、ぽっくり死にたい──。そう考える人は多いだろう。しかし、死を考えることなく逝くことが、本当に幸福だろうか。本書では、作家、芸術家、俳優、政財界人として活躍した「あの人」のご臨終場面を再現。たとえば、「延命治療を拒否した人」として、緒方拳(俳優)、長谷川町子(漫画家)などを紹介。他には、「仕事にすべてを燃焼させた死に方」として、溝口健二(映画監督)、田中絹代(女優)、「自死という美学を貫いた人」には、江藤淳(文芸評論家)、三島由紀夫(作家)、「不慮の死をとげた人」には、向田邦子(作家)、力道山(プロレスラー)などなど。さらに、「じたばたしても潔い死に方」「人知れず姿を消す」「急死」「自然死」など、死に方の類型を人物のエピソードとともに綴る。現代日本人100余人の「逝き方」を哲学者が徹底研究。あなただったら、どんな死に方を理想とするか? 悔いなく人生を閉じるための心得帳である。

 文庫書き下ろし。