チャーチルが愛した日本
発売日
2008年03月14日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-69365-1

チャーチルが愛した日本

著者 関榮次著 《元ハンガリー大使》
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 イギリスの歴史的な名宰相は、終生日本に対して好意と愛着、深い理解を示していた。愛する母から伝えられた美しい日本の思い出とは。



 イギリスの歴史的な名宰相ウィンストン・チャーチルは終生、日本に対して好意と深い理解を示していた。幼少のころ愛する母から伝えられた美しい日本の印象が、忘れがたい記憶として残っていたからである。箱根、東京、日光、京都を旅したチャーチルの母は、明治期の日本に何を見たのか? 戦中、戦後のチャーチルが、荒廃した日本に何を望んだのか? 歴史的名宰相の目に映った日本の隆盛と衰退、そして再生とは……。名宰相と母の物語を、未邦訳資料を踏まえながら、元外交官が見事に描ききる。――1894年チャーチルの母は世界一周旅行の途上、日本にひと月あまり滞在した。彼女が残した詳細な旅行記に描かれていたのは、大方の日本人が忘れてしまった古きよき日本の姿であった。

 第1章「夜空に輝く星――チャーチルの母」、第2章「消えやらぬ二つの音色」、第3章「同盟、敵対、そして協調へ」、第4章「戦後日本とチャーチル」