ユダヤ人成功者の知恵に学ぶ
這い上がる力
超・格差社会を生き抜く7つの黄金律

　「自分だけの生き方は見つかったかい？」――明日を夢見る若き起業家の相談に、逆に著者はこう訊いた。すると、若者は将来への不安を語りだした。ここ数年、「自分探し」本や「生き方」本がベストセラーになるなかで、日本社会では富の超二極化現象にますます拍車がかかり、時代はもう「総中流社会」から「超・格差社会」へと完全移行した。いままでの生半可な「生き方」では生き残れない時代になった。かつてその社会の到来を予測し、「這い上がれない未来」として提示した著者が、こうした厳しい現実社会のなかで、道を切りひらいていこうとする人たちへのヒントを提示するのが本書である。著者は、ハーバード大学時代からの「ユダヤ人」通である。著者のもとに現れる7人の訪問者にそれぞれの「生き方」を提示する。その考え方の礎となるのが、ユダヤ人ならではの発想なのである。本書の提示する7つの黄金律が、超・格差社会を生き抜くための道標となる。