20代社員を辞めさせない！ やる気にさせる！
モチベーションアップ・マネジメント

　いま企業にとって頭の痛い問題は、入社して3年以内に辞めてしまう若者が30％を超えていることだという。しかもこの傾向は大企業ほど強い。中間管理職はみな一様に「いまの若者は何を考えているのかわからない」とこぼす。

　しかし、だからといって20代社員を簡単に切り捨てたり、辞めるがままにしたのでは意味がない。問題があるように見える「人材」を長い目で育て、優秀な「人財」にすることこそが真のマネジメントである。

　そこで注目されているのが「リテンション（定着化）ストラテジー」。有望な新人を辞めさせず、やる気にさせるための方法論である。本書は、そのノウハウをOJT、研修から普段の接し方まで懇切に解説してある。

　著者はセミナー業界で「若手社員活性化NO.1講師」の異名をとり、世代的にも「若手の心がわかる」と評判の人気コンサルタントである。各業界での豊富な実践経験から、きわめて具体的なノウハウが解説されている。