日本はどれほどいい国か
発売日
2008年09月24日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-70181-3

日本はどれほどいい国か
何度でも言う、「世界はみんな腹黒い」

著者 日下公人著 《評論家》
高山正之
主な著作 アメリカに頼らなくても大丈夫な日本へ(PHP研究所)』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 そろそろ「お人好し」は卒業しよう。日本を侮る国は必ず痛い目を見る――。マスコミ、学者、政治家などが説く「常識」を覆す痛快対談!



 高山正之氏のお話は、ことごとく正論である。ただし、一般の日本人には初耳のことが多いから、人々は半信半疑で“もしこの話が正しいなら、なぜ学校で教えてくれなかったのだろうか”と考える。また、“なぜ大新聞には書いていないのだろう”と疑う。人々は好奇心旺盛で誰も知らない話を知りたいと思っているが、自分だけというのは不安である。そこで高山氏は、話の出所や根拠を明記して、その不安の解消に努めておられるが、有力な新聞や権威ある学者がそう言っていないという事実は動かない。

 それでも先駆者の説はその正しさのゆえに少しずつ賛成者が増え、やがては世の中の常識のほうが少しずつ変化しはじめる。そこで、次の段階でなすべきことは、学校教育やマスコミが意識・無意識裡に内包している偏向の正体を見つけることで、それができるようになると、高山説の正当さが、自然で当然のものだとわかるようになるのである。(日下公人「あとがき」より)