[新訳]南洲翁遺訓
発売日
2008年12月19日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-70417-3

[新訳]南洲翁遺訓
西郷隆盛が遺した「敬天愛人」の教え

著者 松浦光修編訳 《(松浦)皇學館大学文学部教授》
主な著作 『夜の神々』(慧文社)
税込価格 1,045円(本体価格950円)
内容 多くのリーダーが「最も尊敬する人物」として挙げる西郷隆盛。その西郷の言葉を記録した『西郷南洲遺訓』を新訳で現代読者に提供する。



 現在も多くのリーダーが「最も尊敬する人物」として挙げる西郷隆盛の考えを知ることができる『南洲翁遺訓』。同書を編纂した荘内藩は、江戸市中取り締まりの任にあった際、江戸薩摩藩邸を焼き討ちにした経緯もあり、報復処分を覚悟していた。しかし、維新後、同藩に対して武士道に則った寛大な処置がとられ、それが後に、西郷隆盛の内示だったことを知り、感銘を受けたという。その対応に尊敬の念を深め、荘内藩有志によってまとめられた『南洲翁遺訓』は、著書を残さなかった西郷隆盛、唯一の「著書」ともいえる。本書は、41項目と追加2項目の43項目からなることばを、テーマごとにまとめ、インタビュー風のわかりやすい現代語訳と、西郷隆盛を理解する上でかかせない歴史事実や重大事件について解説を加えた。天を敬い、人を愛した西郷が残した珠玉のことばは、混迷の時代のいまこそ読んでおきたい。