書籍
- 発売日
- 2010年04月26日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-77524-1
田中角栄に聞け
民主政治と「七分の理」
著者 | 塚本三郎著 《元・衆議院議員、民社党委員長》 |
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主な著作 | 『“劇場政治”の因果』『内政干渉!―鄧小平を窘めた日本人』(以上人間の科学新社) |
税込価格 | 1,870円(本体価格1,700円) |
内容 | 陳情政治という名の「日本型民主主義」を実現した異能の宰相・田中角栄──憲政史上燦然と輝くその業績を、当時の野党委員長が顕彰する。 |
いま、もし田中角栄ありせば……。民主党政権の「不甲斐ない弟子たち」を叱り飛ばしているだろう。
陳情こそ「日本型民主主義」の原動力なのだぞ。政治献金を禁止するかわりに「政党助成金」を税金でまかなうとは何ごとだ。選挙目当ての税金のばら撒きを連発して、国家財政がもつと思っているのか。アメリカとの対等関係を望むあまり、中国や韓国におもねっても日本はけっして尊敬されないぞ。
かつて首相に対する野党委員長として、国会で丁々発止の論戦を繰り広げた著者が、哀悼の想いをこめて綴る天才政治家・田中角栄の真実。自身の40年に及ぶ議員生活を振り返りつつ、政治家を正当に評価することの難しさを実感をもって書き下ろした力作。
日本憲政史上に燦然と輝く業績を残した庶民政治家を、ただ「金権汚職の首魁」として葬り去ってしまうのはいかにも惜しい。「三分の非理」をわきまえながら、田中角栄が示した「七分の理」を高く評価しよう。
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