永田町の愛すべき悪党たち
発売日
2010年07月26日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77986-7

永田町の愛すべき悪党たち
「派閥政治」の暗闘と崩壊

著者 高橋利行著 《政治評論家》
税込価格 2,090円(本体価格1,900円)
内容 田中角栄、金丸信、竹下登、小沢一郎……自民党を支配し崩壊させた「愛すべき悪党たち」をつぶさに取材した辣腕政治記者の記録。



 田中角栄から小沢一郎まで。時々の政局に完全密着した「伝説」の政治記者の取材メモ。

 「角栄、逮捕」が報じられ日の朝、駆け出し記者だった著者は、ただ一人、派閥の領袖・金丸信の自宅にいた。テレビニュースに見入って黙りこむ政治家。息をひそめて側に立つ記者。政治家が口を開いた。「どうしたらいいかな」。この一言で、記者は政局の真っ只中に飛び込むことになった。

 著者は読売新聞の政治部にあって数々のスクープを連発し、政界・報道界から「高橋をマークしろ」と恐れられた辣腕記者。「伝説」とまでいわれる「24時間営業」の凄まじい取材ぶりを、本書でつつみかくさず明かす。

 三木武夫の手/田中角栄の寝室/稚気愛すべし・福田赳夫/大平正芳のガッツポーズ/鈴木善幸でも構わんよ/おんぼろの神輿・中曽根康弘/竹下登の寝技/竹下院政の時代/小沢マジック/自社さ連立の腐れ縁/悲しい物語/ぶっ壊された自民党/壊し屋・小沢一郎の進退