ラプソディ・イン・ラブ
発売日
2010年10月20日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79222-4

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ラプソディ・イン・ラブ

著者 小路幸也著 《作家》
主な著作 <好評シリーズ>「東京バンドワゴン」シリーズ(集英社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 バラバラになった家族が「家族」を演じることで、家族に戻れるのか? 集まった演者は皆家族という特異な設定のもと、撮影がはじまる!



 ろくでなしでも、世間は名優と呼んでくれる。役者とはそういう職業だ。

 山と海に囲まれた、とある町の古い日本家屋。かつてそこは、日本の映画界を支えてきた笠松市朗が、愛する家族と過ごした家だった。笠松の息子、俳優・園田準一、笠松の前妻であり女優だった園田睦子、そして人気俳優で、笠松の二番目の妻との間に生まれた岡本裕。岡本の恋人である、人気女優の二品真里。バラバラになっていた彼ら五人が笠松の家に集まった。彼らの葛藤と思いが交錯するドラマの幕がいま開く。みな役者という彼らが、ひとつ屋根の下展開していくドラマ。「ラプソディ・イン・ラブ」――監督、紺田がつけたタイトルだ。彼らの言葉は、台詞か、真実か……。

 「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く家族の肖像。