その場しのぎの会社が、なぜ変わったのか
発売日
2015年08月12日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-82653-0

その場しのぎの会社が、なぜ変わったのか
企業変革のビジョン

著者 内山力著 《ビジネスコンサルタント》
主な著作 課長になれない人の特徴』(PHP研究所)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 創業回帰の日立、未来を重視して戦略フロー思考を実践したオムロンなど、目先の利益追求からの脱却に成功した企業を丁寧に分析。



 かつての日本企業は世界にも稀な「経営家族主義」を実践し、厳しい競争を展開しつつ不思議な秩序を保ち急成長を遂げた。これをマネジメント1.0と名づけるなら、次代の「秩序なき競争のみの時代」はマネジメント2.0となる。利益第一主義、成果主義が蔓延し、長い目で見れば「その場しのぎ」としか思えないような手も打ってしまう。その反省から生まれた経営が「マネジメント3.0」である。創業当時の方針に回帰した日立、「敗北宣言」を出し顧客中心マーケットに移行したキリン……。変革を遂げ、社会から必要とされる本当の強みを獲得した企業から、これからの経営を学ぶ。

 「崇高な理念を持って食えなくなった会社を見たことはないが、崇高な理念を持たないで利益を追いかけ食えなくなった会社はたくさん知っている」と述べる経営コンサルタントが、ハウス食品やNTTデータなどで行なっている「経営塾」「リーダー塾」に基づいて丁寧に解説する。