書籍
- 発売日
- 1998年10月21日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60308-7
家族の思想
儒教的死生観の果実
著者 | 加地伸行著 《甲子園女子大学学長、大阪大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『現代中国学』(中公新書) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 血と生命の連続を核とする儒教的死生観こそ日本人の原感覚である、という立場から、現代の家族をめぐる諸問題を明快に解きほぐす。 |
本書では、『儒教とは何か』『儒教??沈黙の宗教』などの著書があり、独自の儒教研究で名高い著者が、祖先からの<血の連続><生命の連続>に最大の価値をおく儒教的死生観こそが、日本人の<家族の思想>の根本であり、日本人の拠り所とすべき精神であると論ずる。 [第1章]儒教的仏教そして仏教的儒教 [第2章]出家と在家と [第3章]<老い>の悲しみと生きる気力と [第4章]儒教に学ぶ<父性の復権> [第5章]<現代の夫婦別姓論>批判 [第6章]<散骨する自然葬>批判 [第7章]仏壇の復権 [第8章]不自由な教育・自由な教育 [第9章]少子化を抑止する寿国債。 豊かで幸せな暮らしを享受しながらも、その内実は空虚で、何かことが起これば、すべて他人まかせでうろたえるばかりの日本人。そんな現状を憂える著者が、日本の家族が直面する問題を深く洞察し、祖先祭祀を求心力とした家族の再生のための本質的な議論を展開する。
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