地方議員
発売日
2009年10月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-77422-0

地方議員

著者 佐々木信夫著 《中央大学教授》
主な著作 『都庁』(岩波新書)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 都庁勤務経験があり、日本を代表する行政学者である著者が、知られざる地方議員の実態に迫り、今後果たすべき役割を熱意を込めて語る。



 全国の都道府県会議員、市町村会議員は総数で約四万三千人にものぼる。地域主権の気運が高まる中、彼らの影響力は今後ますます大きくなるが、その実態は意外なほど知られていない。本書はまず、有権者が地方議員について知っておきたい事柄を網羅する。彼らのふだんの活動、議会の招集権を持つなど非常に大きい首長の権限、議員の報酬、どのような人が議員になるのか等を解説。そのうえで、新しい時代の自治体のあり方、地方議員のあるべき姿を提案。都庁勤務経験を持つ、行政学の第一人者が易しく書く。

 <様々な議会、地方自治のかたち>◎議員報酬を日当制(3万円)にした矢祭町(福島)議会 ◎事務室が無意味に二つある公民館はなぜできたのか? ◎全国初の議会基本条例をつくった栗山町(北海道)議会 ◎イギリス―8万人規模の市で100人程度の議員(無報酬) ◎アメリカ―議会が契約するシティマネージャーが活躍