頁数/仕様
96ページ / 縦:23.7cm 横:18.3cm
初版
2011年6月
在庫
在庫あり

自然治癒力を引き出す 子どもの「食養生」レシピ

落ち着きがない、便秘がち、太り気味、風邪をひきやすい、視力を高めたいなど子どもの体調が気になったとき、症状にあわせて選べるかんたんでおいしい66のレシピを紹介しています。
著者(肩書) 相澤芙美子《相愛会サンクリニック副院長》
榊玲里《管理栄養士》
主な著作 『手づくり健康常備食』(PHP研究所) 榊玲里 著作
税込価格 1,404円 (本体価格:1,300円)
対象 小学生までの保護者
頁数/仕様 96ページ / 縦:23.7cm 横:18.3cm
初版 2011年6月

Get Adobe Reader『目次』『見本ページ』をご覧になるにはAcrobatReaderが必要です。
予めご用意ください。


私が小児科医になってそろそろ30年、子育てと同時進行で仕事を続け、今ではわが子もみな成人しました。昔診察した子どもたちも、もう親世代です。2世代にわたり子どもたちを見てきて感じるのは、子どもたちのからだが明らかに弱くなってきているということです。
ここ数十年の間に、子どものアレルギー疾患(とくに食物アレルギーや低年齢の花粉症)が増え、小児生活習慣病といわれる子どもが見られるようになりました。また、風邪をひきやすく、すぐに治らず咳が長引いたり、喘息気味になったりする子も多く見かけます。
「今の子どもたちのからだ、このままで大丈夫かな?」と、本気で考えることがあります。

一方、クリニックに子どもを連れてくるお母さん方から、「子どもの健康のために、どんな食事を作ってあげればいいのでしょうか?」といった質問をよく受けます。出産を機に、「子どもにはなるべくナチュラルなものを食べさせてあげたい」「子どもの成長をうながすようなバランスのよい食事を作ってあげたい」と考えるお母さん方も多くおられます。
けれども現実には、仕事との両立で手間ひまかけて料理する時間がとれなかったり、栄養の知識がなくて食事作りに自信がもてなかったりという理由で、行動に移せていない方が多いようです。

実は、私の子どもも食物アレルギーでした。お乳を飲むたびに顔が真っ赤になり、口まわりや頬から全身に湿疹が広がりました。そこで治療のため、母乳を与えている自分の食事を変えてみました。すると、1カ月ほどでわが子の湿疹はあっという問にきれいになり出なくなったのです。そのとき、食べ物の重要性を痛感しました。
開業後は、小児科医としてアレルギーをもつ子どもの食事指導をするようになりました。子どものために、お母さんの食事も変えてもらいます。すると、お母さんまで健康になります。疲れにくくなり、便秘が改善し、花粉症の症状が軽くなります。アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症の子どもたちは、たとえ食物アレルギーをもたない子でも、食事に気をつけると症状が軽くなります。そうした子どもたちは風邪もひきにくくなるのです。

食べ物が変わると、からだが変わります。そのときの状態に合った食べ方をすることで、からだが楽になり、その結果、免疫力が高まるのだと考えられます。
風邪をひきやすい、便秘がち、胃腸虚弱、肥満傾向、軽度のアレルギー疾患など、子どもの調子がなんだかおかしいと感じたときは、毎日の食事にほんの少し気をつけてみていただきたいのです。
本書で、栄養士の榊先生と一緒に、子どもたちのからだの状態に合わせた食事を考えてみました。手間をかけすぎることなく、ふだんの食事に加えていただける栄養バランスがとりやすいレシピを紹介しています。日々の献立に、ぜひ活かしてみてください。 相澤芙美子  (「はじめに」より)

・子どもの「食養生」の考え方
・子どもの「食養生」10のポイント
・食材の選び方
・調味料の選び方

【第1章】子どものこころにやさしいレシピ
■かんしゃくもちで短気 いつもぼーっとしている
いももち3種/豆腐チョコレート/桃とキウイフルーツのシャーベット/
大豆きなこ

■集中力がない 落ち着きがない 軽いうつが心配
高野豆腐のそぼろ/ひじきと大豆の煮物/かつおの角煮/まいたけと卵の炒め物

■子どものこころとからだを目覚めさせる朝ごはん
変わりおにぎり3種(牛肉のしぐれ・桜えびのふりかけ・うずらの煮卵)/
白身魚と卵の雑炊/野菜の塩もみ

■味噌汁バリエーション
豆腐とにらの味噌汁/わかめとキャベツのじゃこだし味噌汁/
具だくさんの味噌雑煮

★ねむりのゴールデンルール

【第2章】子どものからだにやさしいレシピ
■便秘がち おなかがはりやすい
とうもろこしのスープ/角こんにゃく/きんぴらごぼう/玄米がゆ

■胃腸が弱い おなかをこわしやすい
大根たっぷりかき玉うどん/りんごのくず煮/長いものしょうゆ漬け/
にんじんスープ

■夏バテや熱中症を防ぐ
具だくさんそうめん/手作りトマトジュース/手作りスポーツドリンク/
夏のお漬け物(ぬか漬け・麹漬け)

■からだが冷えやすい 体温が低い
しょうがとりんごのジャム/くるみと大豆の甘味噌/
れんこんスープ/豆腐の和風あんかけ

■風邪をひきやすい からだが弱い
水餃子/鶏肉の黒酢ソテー/にんじんジュース/かぼちゃのあまから

■熱っぽい のどが痛い(風邪のひきはじめ)
白がゆ/ねぎスープ/はちみつ大根/なしのコンポート

■太りぎみ 油ものが好き
豆と鶏肉のカレー/エリンギバーグ/
じゃがいもとれんこんのオリーブオイル焼き/揚げない唐揚げ

■花粉症やアレルギーをやわらげる
あじの南蛮漬け/トマトドレッシングがけ 豚しゃぶサラダ/
赤シソジュース/ヘルシー野菜炒め

■じょうぶで健康な肌をつくる
じゃがいもとトマトとはと麦のスープ/はと麦入りコールスローサラダ/
松の実の野菜炒め/鮭のチャンチャン焼き

■骨を丈夫に 成長をうながす
蒸しキャベツのにんにく桜えびがけ/きのこのホットサラダ/
切り昆布の煮物/さんまの煮物

■視力を高める
にんじん寒天/かぼちゃとくこの実の中華がゆ/
ブルーベリージュース/あんぽ柿のいもようかん

■脳のはたらきをうながす
あじバーグ/ごまジャム/しらす丼/野菜たっぷり生春巻き

■歯やあごを丈夫にする
切干大根の中華風サラダ/おしゃぶり昆布/
小魚スナック/ひよこ豆の青のりスナック

《子どもの食事の素朴な疑問》
1 偏食
2 小食
3 むら食い 遊び食べ
4 食べるのが遅い
5 栄養の知識がない
6 おやつの選び方・与え方
7 離乳期の食事
8 妊娠中・授乳中の食事

・旬の食材カレンダー
・家族の健康管理に役立つ栄養データ