頁数/仕様
200ページ / 縦:18.8cm 横:12.8cm
初版
2015年7月
在庫
在庫あり

ちゃんと集中できる子の脳は10歳までに決まる

集中力は勉強や運動などの才能を発揮させる力。脳の成長に合わせた集中力のつけ方を紹介します!
著者(肩書) 林成之《日本大学大学院総合科学研究科教授》
主な著作 『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎新書)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 乳幼児期~10歳までの子どもの保護者
頁数/仕様 200ページ / 縦:18.8cm 横:12.8cm
初版 2015年7月

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集中力を高めると素晴らしいパフォーマンスにつながります。勉強であれば思った以上にはかどり、スポーツであれば劇的な勝ち方ができます。
「子どもを集中力のある子にしたい」と皆さんが思っているのも、それがあればもっと勉強のできる子になる、いろいろな場面で頑張って結果が出せる子になる、ひいては大人になったとき社会で活躍できるし、幸せな人生を自らつくり出せる人になるだろう――と考えているからではないでしょうか?
集中力が素晴らしい才能発揮の原動力になることは言うまでもありません。
しかし「集中力」とひと口に言ってはいるものの、それがどのようなメカニズムで生み出されるのか、集中力とは一体何かについては、知らない人のほうがほとんどです。

私はこれまで、オリンピック選手や若手のオリンピック候補選手に向けて、勝負脳を鍛えるための脳科学的な戦略を紹介してきました。その結果、実力を伸ばすだけではなく、試合にも強くなってたくさんの選手がメダルを獲得しました。
戦略の中には、集中力を発揮する方法も含まれています。そこでは選手たちからいろいろな質問を受けました。
また、アスリートだけではなく、普通の学生や受験生たちからも集中力に関する問いが数多く寄せられてきます。

「集中力を高める訓練法はあるのですか?」
「緊張と集中力を高めることは違うのですか? 緊張を集中力に変えられますか?」
「試験会場に入ると、みんな頭がよさそうに見えてイマイチ集中できなくなります。どうしたら集中できますか?」
「お母さんから勉強しなさい! と言われると集中して勉強できません。どうしてですか?」
「勉強したほうがいいとわかっていても、どうしても集中する気力が上がってこない場合はどうしたらいいですか?」
「苦手な科目ほど集中できないのはどうしてですか?」
「勉強する場所が変わると集中できません。どうしたらよいか教えてください!」

これらは、親である皆さんも知りたいことではないでしょうか。

この本は、皆さんが知りたいさまざまな質問にお答えしていくと同時に、お子さんを集中力のある子にしていくための方法について書きました。
集中力とは何か、脳のどんなメカニズムが関係しているのかといった集中力の正体について、それから集中力のある子にするにはどんな育て方が大切か、親として育んでやりたい集中力の素とは一体何かについて、脳科学の側面から理解していくことで、「うちの子は集中力がなくて……」という悩みにお応えできるのではないかと思っています。

「集中力」をどのように発揮するかはとても大切なテーマです。しかし集中力の正体がわからなければ、本当の意味で集中力をつけていくことも、ここぞというときに存分に発揮することもできません。
人間の気持ちに深く関わる「集中力」については、実はこれまで脳科学的なアプローチで述べられてきたことはありません。
本書の新しい試みが、子どもの隠れた才能を伸ばし、お子さんたちの人生を豊かにすることに少しでも貢献できればうれしく思います。  (「はじめに」より)

【序章】子どもの脳は10歳までが成長期 
子どもの脳の発達には3つの段階がある
3歳・7歳・10歳が節目
育脳に「手遅れ」はありません
脳の成長発達に合わせて集中力の素地をつくっていこう

【第1章】集中力とはなにか?
100点の集中力と50点の集中力の違い
集中力とは「気持ち」の力
まずは「脳の仕組み」を知ることから
「脳の本能」から行動や思いが生まれている
集中力の素になる4つの要素
集中力を伸ばし続けていける子に
〈ワーク〉集中力の素質チェック

【第2章】10歳までの育て方で集中力のつき方は変わる
集中力がつくとどんなよいことがある?
集中力の素地をつくる10歳までの子育て
最も大事なのは「間引き期」の接し方
8歳になったら子どもの後ろに回って子育てを

【第3章】「よい習慣」が集中力の素を育んでいく!
4歳から大事にしていきたい10の習慣
美しい姿勢と集中力は関係する
「空間認知能」を鍛えよう
親の間合いではなく子どもの間合いを大事に
〈ワーク〉NGな言葉かけ、気持ちを高める言葉かけ

【第4章】集中力が発揮できる子にする方法
勉強しても成績が上がらない理由
無意識に集中力を緩ませない秘訣
成功体験がある子は集中力も高くなる!
やり遂げるための「目標」をもつ
集中力が高まらない、持続しないときの克服法
マイ・ゾーンのある子ほど集中力が高まる
〈ワーク〉視覚・聴覚から集中力を養うトレーニング

【第5章】 緊張したときでも集中力を落とさないワザ
緊張は集中力にとっての「悪者」?
勝負の場面で緊張しないためには
〈ワーク〉 本番で緊張と集中力のバランスをとるワザ

《あとがきに代えて》お母さんは子育てのプロフェッサーになろう