頁数/仕様
200ページ / 縦:18.8cm 横:12.8cm
初版
2016年11月
在庫
在庫あり

脳科学からみた
8歳までの子どもの脳にやっていいこと 悪いこと

0~8歳の子どもの脳の発達に合わせてやっておきたいしつけや育て方、習いごとや学習法などのコツをわかりやすく紹介。子どもの脳の仕組みや9歳からの脳育ても解説しています。
著者(肩書) 成田奈緒子《小児科専門医・脳発達科学研究者》
主な著作 『5歳までに決まる! 才能をグングン引き出す脳の鍛え方 育て方』(すばる舎)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 0~8歳までの子どもの保護者
頁数/仕様 200ページ / 縦:18.8cm 横:12.8cm
初版 2016年11月

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子育ては脳育て――そう言い続けて早15年近くになります。
小児科医として勉強し、研究してきた私自身が、実際に自分の子育てを行なう中で、「子育てはまさに脳育て!」ということを強く実感してきたからです。

脳が育つから首がすわり、脳が育つからはいはいをする。
脳が育つから離乳食が始まり、脳が育つから言葉を話しはじめる……。

そう考えていけば、一般的に脳の機能として理解される「お勉強」や「スポーツ」は、この基本的な脳の育ちの延長上にあることがよくわかります。
人間として大切だと誰もが思う、「思いやりのある子」「自分でがんばれる子」といった高度な心の機能は、この脳の育ちの終着点だと考えられるのです。
つまり、子育てとはまさに、生まれてから約18年間の流れに沿って行なう、脳を「順序よく、バランスよく」育てていく作業であるのです。

でも、考えてみればこの脳育て=子育ての作業とは、古代より脈々と受け継がれてきて、誰でも行なっている単純なものです。
それなのに、今、小児科医である私のもとを訪れる方たちは、なぜかこの作業に失敗した人ばかりです。脳育ての正しい順序やバランスのとり方を知らなかったために、思春期前後になって子どもの脳がうまく働かない症状、すなわち学習がうまくいかない、社会的に問題がある、意欲が湧かない、心身に不調がある……等々、“困った状態”になって駆け込んでくる人が多いのです。

青少年が引き起こす理不尽な殺傷事件やストーカー行為、家庭内暴力、非行……、毎日のニュースをにぎわせるこれらの深刻な問題も、「脳の育てまちがい」として説明がつくことが多いと私は考えています。

なぜ、こんなことが起こるのでしょう?
私は、実に多様な「子育て情報」が、ネットワークに無責任に流布していることが原因の1つなのでは? と思います。真剣に子育てを考える親ほど、多くの情報に耳を傾けてしまうでしょう。そして挙句の果てに情報に振り回され、道を見失い、結果として子どもの脳の育てまちがいを引き起こしてしまうのかもしれません。

そんな危険な状態に陥らないよう、本当に正しい「小児科学の常識」を学んでいただき、ごくシンプルな方法で楽しく脳育てを皆さんに実践していただきたいと思い、本書を執筆しました。

キーワードは「生活」です。
毎日家庭で繰り返し行なわれる生活の中にこそ、大切な脳育ての要素が満載です! ぜひ、一緒に学んでくださいね。  (「はじめに」より)

【第1章】子育ては「脳育て」
子どもの“成長の源”は「脳」にある
(脳のヒミツ1)脳にはさまざまな役割がある
(脳のヒミツ2)脳は決まった順番に発達する
(脳のヒミツ3)脳育てはしっかり働く「からだの脳」をつくることから
(脳のヒミツ4)「脳を育てる」とは「シナプスを増やす」こと
(脳のヒミツ5)セロトニンは「脳育て」の立役者
お子さんの脳は、すこやかに育っていますか?

【第2章】8歳までの子どもの脳の育て方
(1)赤ちゃん期
どんなときもギュッと抱っこ。お日さまのリズムに合わせた生活を
(2)幼児期
「早寝・早起き・朝ご飯」を確立し、「大丈夫」「まぁいいか」と思える「元気脳」を育てよう
(3)学童期(6~8歳頃)
「小学生だから」というシフトチェンジは不要。子どもへの「心配」を減らし、「信頼」を増やしていこう

【第3章】やっていいこと・悪いこと[しつけ編]
園や学校に行く準備が自分でできて、忘れ物をしない子に
毎日決まった時間に自分で起きられる子に
ご飯を喜んでしっかり食べる子に
元気にちゃんとあいさつができる子に
集中して遊べる子に
好奇心の旺盛な子に
時間を守れる子に
片づけがしっかりできる子に
すすんでお手伝いができる子に
毎日決まった時間に自分で寝られる子に

【第4章】やっていいこと・悪いこと[園・学校生活、習いごと編]
先生の話がしっかり聞ける子に
友だちに言いたいことが言える子に
本好きで論理的思考のできる子に
読解力がある子に
“算数大好き脳”の子に
“英語脳”の子に
“理系脳”の子に
やさしい子、思いやりのある子に
心の折れない子、たくましい子に

【第5章】9歳からの脳育て
9歳以降は、仕上げの時期
反抗期は、脳が健全に成長している証
子どもの“ネガティブ”を“ポジティブ”に変換しよう
親がすぐに結論を出さず、子どもが結論を出すのを待つ
もしかして「脳育て」に失敗!? そんなときでも……