カジノが日本にできるとき
発売日
2002年08月21日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-62364-1

カジノが日本にできるとき
「大人社会」の経済学

著者 谷岡一郎著 《大阪商業大学教授、学長》
主な著作 ツキの法則』(PHP研究所)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 カジノが合法化すれば社会はどう変わるのか? 娯楽としての効用から、経済的効果まで、米国との比較を通して分析。新産業定着の可能性を探る。



 娯楽なき「大人の社会」はありえない。ギャンブル後進国日本も、もはや禁止するのではなく、自己責任のもとにそれを認めるべきではないか。

 20世紀以降に誕生した都市で唯一百万人都市になったラスベガス。何も観光資源のない貧しかった小さな街、チュニカの大成功……。本書では、カジノ合法化がもたらすプラスとマイナスの影響を、アメリカの先例をもとに客観的に分析。日本で懸念されている「青少年への悪影響」「勤労精神の減退」「闇社会への資金流出」などは心配なく、逆に「失業率の低下」「地域振興」「税収の確保」などの経済的・社会的効果の方がはるかに大きいことを指摘する。

 <主な内容>◎「カジノ」という不思議な空間◎カジノにはどんなタイプがあるか◎パチンコはカジノか◎カジノの経済効果と社会的コスト◎カジノ経営◎娯楽産業(楽しませる産業)の哲学

 生産と娯楽の両方に価値を見出す「大人の社会」への脱皮を提言した、異色の社会経済論。