人は最期の日でさえやり直せる
発売日
2004年04月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66174-2

人は最期の日でさえやり直せる

著者 曾野綾子著 《作家、日本財団会長》
主な著作 『神の汚れた手』『誰のために愛するのか』(以上文春文庫)
税込価格 565円(本体価格514円)
内容 人生に希望のない日はない! 人の生き方、心のあり方を問い続けてきた著者の作品群から、「生きるヒント」をより抜いたアフォリズム。



 夫と妻との関係、親と子との関係、健康や病気、老いていくこと、そして、やがて誰もが迎えなければならない死について……。これらは人間にとって、答えを導きにくい永遠の問題です。いや、答えなどないから、迷いつつ生きていく。それが人間というものかもしれません。

 しかし、過ぎていく時間を充実させ、できれば楽しくしたいと思うのも人間だからこその願いでしょう。

 本書は作家として、まさにこの問題の答えを小説やエッセイで追究し続けてきた著者の作品群のなかから、夫婦、親子、病、老いなど、読者が自ら考え、答えを導き出すヒントとなるようなエッセンスを、166項目にわたってより抜いた箴言集です。

 人はこの世に生を受けた限り、最後の最後まで希望を捨てることなく、生きていくいかなければならない……著者の強い信念に基づいた数々の言葉は、山あり谷ありの長い人生という旅を続ける者に対するエールです。座右に置いておきたい希望の書。