道徳の教科書・実践編
発売日
2007年07月25日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-69132-9

道徳の教科書・実践編
「善(よ)く生きる」ことの大切さをどう教えるか

著者 渡邊毅著 《三重県員弁郡東員町立東員第二中学校教諭》
主な著作 道徳の教科書』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 善く生きることの大切さをどう教えるか――。教育者だけでなく、家庭教育における大人の「道徳教育ガイドブック」としても有用な一冊。



 「道徳教育は決して難しくてつまらないものではない。難しくつまらなくさせているのは、教師や大人が生き方の手本を子供たちに示さないからだ」と著者は言う。道徳の授業イコール人権教育ではないし、テレビを見せて「ハイ、感想文」だけでは教師の怠慢である。また善い話でも、先生の説明を延々と聞かされるような授業では子供たちの心に響かないし、話し合いばかりでも子供の思考は深められない。

 本書で示す道徳教育は、著者が勤務する中学校で行った授業実践記録である。著書『道徳の教科書』(PHP研究所、PHP文庫)をテキスト(授業では複写プリントを使用)に、「生き方の手本や道徳的価値」を伝え、生きることの意味を考えさせることに主眼を置いた授業だ。教師の問いや指示、説明を具体的に記し、生徒の反応や感想文も掲載しているので、学校の先生方にも参考にしていただける。家庭における大人の「道徳教育ガイドブック」としても有用な一冊。