保守はいま何をすべきか
発売日
2008年05月23日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-70012-0

保守はいま何をすべきか
日本国家を回復するために

著者 中西輝政著 《(中西)京都大学教授、(八木)高崎経済大学教授》
八木秀次
主な著作 日本人としてこれだけは知っておきたいこと』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 気がつけば「左翼二大政党制」とも言うべき日本の政治状況。いま保守勢力が持つべき巻返し戦略と歴史観を、論客二人が説き明かす!



 安倍首相の突然の辞任で、日本政界の潮流は大きく変わった。特に「保守派」にとっては、一歩後退の感が否めない。気がつけば「左翼二大政党制」とも言うべき政治状況の中で、日本の保守に求められている課題は何か。欠けていた戦略とは何か。

 保守は局所戦に勝利して、大状況で敗北している。「歴史問題」がその顕著な例となっている。反左翼運動ではないふくよかな歴史観を。そしてメディア戦略、国際戦略を持ち、「悲憤慷慨型」を卒業して幅広く手を携えたほうがいい。

 日本文明の真髄とは何か。「一国一文明」という特徴を持つ日本においては、保守は論理的帰結として「愛国者」になる。そして歴史を振り返れば、ピュアな精神と高い戦略性の両立を達成してきたからこそ、日本は長い歴史を乗り越えてきた。そのような視点から、保守は自らの歴史観を新たに提示していかなければならない。

 いま保守勢力が持つべき巻返し戦略と歴史観を、論客二人が説き明かす。