学校では教えてくれない日本文学史
発売日
2013年09月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76077-3

学校では教えてくれない日本文学史

著者 清水義範著 《小説家》
主な著作 『50代から上手に生きる人ムダに生きる人』(三笠書房 知的生きかた文庫)
税込価格 692円(本体価格629円)
内容 『徒然草』はジジイの自慢話!? 紀行文学は悪口文学、川端康成は変態作家?など、絶対眠くならないエンターテイメント日本文学史の授業。



 「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。娑羅双樹の……」「つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて……」など、授業で暗記させられた人も多い名作の数々。

 これら日本文学を一冊で語るなど、到底不可能な話なのだが、本書はそれを思い切ってやってしまおうというもの。

 『古事記』は日本人の原型の文学、敬語表現で書かれている『源氏物語』の不思議、『徒然草』はジジイの自慢話!? 紀行文学は悪口文学、漱石は現代の文章を創った、川端康成は変態作家? など、『古事記』から村上春樹まで日本文学史をザックリ大づかみ。

 その作品を読んだことのある人にとっては、あそこは面白かった、と合点してもらえる、読んでいない人にとっては、そんなにいいのなら読んでみようかな、という気がしてくる、日本文学の入門の入門書。

 清水流、絶対眠くならないエンターテイメント日本文学史12講義。

 『身もフタもない日本文学史』を再編集。