歌舞伎座物語
発売日
2010年03月19日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77723-8

歌舞伎座物語
明治の名優と興行師たちの奮闘史

著者 中川右介著 《出版社代表、著述家》
主な著作 『十一代目團十郎と六代目歌右衛門』(幻冬舎新書)
税込価格 2,200円(本体価格2,000円)
内容 歌舞伎座が建て替えられようとしている。明治22年に開場した歌舞伎座誕生の秘話と、松竹の傘下に入るまでの経緯を丹念に描く。



 歌舞伎座が建て替えられようとしている。現在の地に歌舞伎座という劇場が開場したのは一八八八年(明治二十二年)、憲法発布の年である。現在の歌舞伎座は松竹直営の劇場だが、この時点では松竹はまだない――。いったい、歌舞伎座はいかに誕生したのか? そして、なぜ松竹のものになったのか? 本書は膨大な資料から丹念に読み解いた、明治の劇壇を舞台に織りなされた人間模様の実録である。歌舞伎ファン必読の一冊!

 目次:江戸の終焉/それぞれの維新(明治二年~十二年)/活歴と自由民権運動(明治十三年~十五年)/演劇改良会と天覧劇(明治十六年~二十年)/歌舞伎座開場(明治二十一年~二十三年)/迷走する歌舞伎座(明治二十三年~二十八年)/旧世代の退場と新世代の台頭(明治二十九年~三十六年)/ポスト團菊(明治三十六年~四十一年)/松竹東征と田村大将軍(明治四十二年~大正二年)