花と昆虫の大研究
発売日
2013年06月03日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-78318-5

生きるための知恵くらべ
花と昆虫の大研究
進化と多様性のひみつをさぐる!

著者 松田喬著
鷲谷いづみ監修
主な著作 『花はなぜ咲くのか?』(山と渓谷社)
税込価格 3,080円(本体価格2,800円)
内容 子孫を残すために、花をさかせて昆虫に花粉を運んでもらう虫媒花。そこには、どんな知恵と工夫があるのか。多くの写真でさぐります。



 花はなぜ咲くのでしょう? 風や昆虫などによる送粉でおしべの精細胞をめしべにある卵細胞に受精させるためです。それは、移動できない植物が子孫を残すための戦略です。本書では、おもに昆虫を利用する虫媒花と呼ばれる花と、その花の蜜を主食とするハナバチやチョウなどの昆虫が、どのような知恵と工夫でお互いを利用しつつ共生しているのかを、写真を示しながらわかりやすく紹介します。

 [第1章]花とはなんだろう?……花はなぜさくの?/受粉するための花の知恵/花のつくり/花の形と花の雌雄 [第2章]花にあつまる昆虫……花をおとずれる昆虫のいろいろ/昆虫たちの食事とえさあつめ/花がお客さんに用意したもの [第3章]花と昆虫の知恵くらべ……受粉をめぐる花のなやみ/パーティーを開くタイプの花/デートの相手をえらんでいる花/花も昆虫をだます [第4章]花と昆虫のきずな……共進化がもたらしたもの/生態系のしくみと花と昆虫