強毒型インフルエンザ
発売日
2011年05月17日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-79692-5

強毒型インフルエンザ

著者 岡田晴恵著 《21世紀政策研究所シニア・アソシエイツ》
主な著作 『新型インフルエンザ・完全予防ハンドブック』(幻冬舎文庫)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 鳥インフルエンザはなぜ蔓延しているのか。人には感染しないのか。毒性別のウイルスへの対処と対策、ワクチン接種の意義を問う。



 2010年秋以降、全国各地で鳥インフルエンザの感染事例が報告されている。鳥型から人型にウイルスが突然変異する可能性も高まっている。病原性の強いH5N1型の新型インフルエンザである。しかし、国民には2009年春の豚インフルエンザの流行で世界的流行(パンデミック)は済んだとの楽観的な印象が残っている。

 本書はこうした楽観論を戒め、2011年の秋冬に向けて急ぎ対策を講ずるべきだと説く。今後も毎年冬季に恒常的に強毒型鳥インフルエンザが日本で発生を繰り返すことも懸念されるという。それはシベリアの北極圏の営巣地帯に強毒型ウイルスが定着したことが報告されているからだ。

 いまわれわれに必要なのは、ワクチンや抗インフルエンザ薬の備蓄、発生時の行動計画の策定、さらには個人、家庭でできる対策である。

 「想定外」ではすまされない、科学的な裏づけによる想定された危機に対処するための最新情報を網羅した。