「桜ノ博士」三好学物語
発売日
2012年03月09日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-80440-8

「桜ノ博士」三好学物語

著者 吉田健二著 《(吉田)漫画家》
岐阜県恵那市三好学博士生誕150年記念事業実行委員会企画・監修
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 童門冬二先生推薦! 桜の研究、天然記念物保護法制定など日本植物学界の先駆者の軌跡には日本人として知っておきたい姿があった!



 三好学(みよしまなぶ)は明治期に活躍した世界的な植物学者。江戸・岩村藩上屋敷で文久2年(1862)に生まれ、幼年を岐阜県・岩村で過ごしました。

 わずか18歳で、小学校校長(土岐小学校)に就任。その後、東京大学理学部生物学科に入学、日本の植物学の先駆者となりました。桜とハナショウブの世界的な研究者として知られ、研究成果をそれぞれ『桜花図譜』『花菖蒲図譜』にまとめています。自然の保護、貴重な植物の保護に取り組み、学術上価値のあるものは法律で保護すべきだと提案し、「史蹟名勝天然紀念物保存法」の公布施行に多大な功績を残しました。

 また、現在、広く使われている「景観」という言葉を日本で初めて使いました。あまり知られていない日本植物学の先駆者の活躍を通して日本人として知っておきたい姿が描かれます。作家・童門冬二氏推薦。