ほんとうは危ない日本
発売日
2012年06月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80542-9

ほんとうは危ない日本

著者 田母神俊雄著 《元自衛隊航空幕僚長》
主な著作 ほんとうは強い日本』(PHP研究所)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 石原慎太郎東京都知事の「尖閣諸島買い取り」発言を受け、周辺国との領土問題が再燃している。日本の置かれた危うい状況をまとめる。



 石原慎太郎東京都知事が、尖閣諸島購入構想を打ち出したことで、領土問題が再燃しつつある。本来、日本国政府が買い取るべきだと思われるが、やらないので東京都がやるということだろう。すでに多額の寄付金が集まるなか、実際に購入した場合、周辺国の反発は必至である。

 領土問題が紛争の火種になることはままある。外交・軍事の世界は、お互い腹の探り合いであり、こちらの国益・利益をいかに確保するかという闘いの場である。国際社会で日本の立場を強く主張できない政府は、国民が一生懸命働いて作り出した富を腹黒い国から奪われてしまいかねない。

 このままでは日本が危ない。本書は、戦後平和ボケした日本人の安全保障上の危機意識のなさを問うている。日本の未来を平和で安定したものにするには、日本人が祖国日本に対して自信を取り戻さなければならない。国家発展か、国家衰退か、わが国はいま岐路に立たされている。