対談 風の彼方へ
発売日
2018年12月14日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-84036-9

対談 風の彼方へ
禅と武士道の生き方

著者 執行草舟
横田南嶺著
主な著作 「憧れ」の思想』(PHP研究所)
税込価格 2,200円(本体価格2,000円)
内容 禅の世界を知り尽くした名僧と武士道に生きる実業家が、現代人の生き方を根本から問いかけ、生命の本質を語り合う魂の対談集。



 禅と武士道――日本人のDNAともいえる二つの生き方に共通点はあるのか? 4回にわたる白熱の対談を忠実に再現。

 第一部は北鎌倉の円覚寺にて、禅の真髄を語り合った。第二部は執行氏が経営する日本菌学研究所にて、般若心経の「空」に迫った。第三部は横田老師が出家得度した龍雲院にて、武士道の生き方「やせ我慢の思想」を論じた。第四部は靖國会館にて、禅と武士道の極みである「絶点」に達した。

 現代人は、長生きほどいい、健康なほどいい、おいしいものを食べるほどいい、お金持ちほどいい、立身出世するほどいい、それが幸せな人生だと勘違いしていると二人は指摘する。それこそ仏教でいう「餓鬼道」であり、哀れな「我利我利亡者」なのだと。

 「今生で幸せになろうと思うな」「現世の死は肉体の死に過ぎない」「現世で偉くなるのは危ない人生」「何もない豊かさを知れ」……求道者のみが語り得る極限の対談集。