本田宗一郎が教えてくれた
発売日
2002年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57816-3

本田宗一郎が教えてくれた
真の人生・仕事の王道とは

著者 梶原一明著 《経営評論家》
主な著作 本田宗一郎の哲学』(PHP研究所)
税込価格 692円(本体価格629円)
内容 いまもなお多くの人々に愛される経営者、本田宗一郎。その素顔に迫るべく少年時代から最期までを鮮やかに描ききった著者会心の一作。



 「本田宗一郎」という男の生き方を垣間見たとき、痛切に感じるのは”人はこれほどまでに粋で痛快な人生を送れるものなのか”という強い驚きと深い憧憬である。その型破りで人間味あふれる生き方は、多くの人々に勇気と希望を与えてくれる。だが、本田宗一郎がたどった人生は決して平坦な道のりではなかった。

 本書は自動車修理工の丁稚奉公としてスタートし、本田技研工業を立ち上げ”世界のホンダ”にまで築き上げた本田宗一郎の人物伝である。

 誰からも親しみを持たれた経営者の資質はいつどうやって培われたのか。低成長期である現代においても躍進を続けるホンダ経営の原点はどこにあるのか。人として大切なことは一体何か。

 本田宗一郎のほとばしる情熱と何事にもあきらめずに立ち向かっていく生き方は、閉塞感漂う日本において日本人あるいは経営者に何が足りないのかを気づかせてくれる。「真実の人生は消しゴムで消せない」。本田宗一郎の言葉である。