アングロサクソンは人間を不幸にする
発売日
2003年02月03日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57900-9

アングロサクソンは人間を不幸にする
アメリカ型資本主義の正体

著者 ビル・トッテン著 《(株)アシスト 代表取締役》
主な著作 『アメリカ型社会は日本人を不幸にする』(大和書房)
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 アングロサクソン型の政治・経済システムが日本をダメにする! 市場万能経済の本質を見抜き、日本社会が向かうべき方途を示す力作評論。



 1998年の金融ビッグバン以降、日本はアメリカを手本としたアングロサクソン型資本主義を急速に導入しようとしている。しかしこれは、日本自らが衰退への道を進もうとしている、実に危険な選択なのだ。なぜならこの選択は、資本主義の名を借りながらアングロサクソンが作り上げた海賊的経済システムを、そのまま輸入することにつながるからである。

 本書は、アメリカ生まれでかつ、日本での企業経験が30年余りにおよぶ著者が、一部の資本家がさらに富めるようになる海賊的システムが、特にアメリカにおいて、どのように発生し、運用されているかを具体的に示しつつ、なぜそのシステムが人間を不幸にするかを論理的に解説している。

 また一方で日本に対して、いかにアングロサクソン型の資本主義が日本にあわないかを明快に説きながら、独自に築いてきた「みんなで共に豊かになる社会システム」へ再度立ち戻るべきだ、と提言する著者渾身の力作評論である。