寒暖700年周期説
発売日
2008年07月22日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-70169-1

寒暖700年周期説

著者 西岡秀雄著 《慶應義塾大学名誉教授》
主な著作 『民俗考古学』(ニュー・サイエンス社)
税込価格 1,045円(本体価格950円)
内容 気候と歴史の関連を説き、さらに700年の周期が過去どのように現われ、どのような影響を与え、未来はどのように流れていくのかを追求。



 地球温暖化の原因は、CO2だけではない!

 今から700年前の鎌倉時代に起きた歴史的事件、元寇。日本を救ったのは神風という一自然現象であった。

 一見、偶然と思えるような現象の中に、人間の生活や歴史を動かす大きな力を持った法則を感じずにはいられない。

 著者の「700年周期説」によると、最寒気だった鎌倉時代から数えると、700年後の21世紀半ばには最暖気を迎える。昨今の温暖化はその道筋に過ぎない。今日が暖気に向かっているのは異常でもなんでもないことなのだ。

 本書では、過去と未来をつなぐ気候の一定法則、古代日本でも見ることができたオーロラ現象や年輪に表われる寒暖の気候変化、土偶の顔や貝塚から発掘される魚介類の種類から気候を読み解く、和歌山に残されているアシカの不思議、歴史に残る大地震の奇妙な周期、暖気異変で世界はどう変わるのかなど、700年周期説によって気候と歴史の関連を説き、これからの未来を予測。