発売日
2002年5月10日
税込価格
649円
(本体価格590円)

Voice 2002年6月

「人間の世紀」への展望

近代絵画の結末
現代・美術2002(6) 戦争記録画
椹木野衣
p11
祝祭
稲暦 6月
野坂昭如
p17
しりあがり寿(漫画家)
平成の麒麟
撮影・北島敬三/文・島田雅彦
p19
阪神が勝つ
解剖学者の眼<第4回>
養老孟司
p25
時代に取り残されたプロ野球
巻頭の言葉
猪瀬直樹
p27
トルシエ監督は高校教師だ
21世紀の仕掛け人 取材・構成 桐山秀樹(ノンフィクション作家)
二宮清純
p30
賞味期限が切れた幹事長
時代の先を読む(国内政治)
早坂茂三
p40
デフレ対策はどこへ行った
時代の先を読む(経済産業)
森永卓郎
p42
「UD21・にいがた」の挑戦
時代の先を読む(科学技術)
赤池 学
p44
フェミニズムを気取った屁理屈
時代の先を読む(生活社会)
小浜逸郎
p46
「柔らかい日本」の力
特別企画「人間の世紀」への展望
中西輝政<対談>柳田邦男
p48
共生社会を創る地域自前主義
震災復興を支える神戸のボランティアたち
柳田邦男
p62
フルタイム社員が多すぎる
ワークシェアリングは雇用の柔軟性と保障の両立だ
根本 孝
p86
間違いだった時価会計
世界で唯一日本だけが導入した会計基準は捨てよう
田中 弘
p96
銀行は強盗だった
国民の資産140兆円はどこへ消えたか
R・ヴェルナー<対談>B・トッテン
p72
政治家に歪められた北方領土
ムネオ一派は対露外交の基本を放棄する寸前だった
佐瀬昌盛
p106
イスラムとの第4次世界大戦
米国は中東の地図をすべて書き換える戦いを始めた
日高義樹
p116
生命科学の代表的研究者に聞く「人間の未来」
からだはどこまで治せるか
取材・構成 大朏博善
p124
個人ゲノム情報を使った予防医学
からだはどこまで治せるか
榊 佳之
p126
アルツハイマー治療薬への挑戦
からだはどこまで治せるか
大石道夫
p129
ES細胞がつくる補助心臓
からだはどこまで治せるか
佐々木克典
p133
クローンブタの臓器を人間に移植
からだはどこまで治せるか
今井 裕
p136
サイボーグ化して空を飛ぶ人間
からだはどこまで治せるか
粟屋 剛
p139
急速に膨らむバイオビジネス
からだはどこまで治せるか
香島拓也
p142
V字回復する百貨店・伊勢丹
「おしゃれで優雅な顧客」がなぜ熱心に支持するのか
伊藤元重
p160
相手の得意球で勝負する
――ここ一番で負けない思考法
古田敦也<対談>谷川浩司
p148
憲法改正条項を改憲しよう
衆議院憲法調査会の幹事として国民的合意を得たい
島 さとし
p170
「NO」といえる経済外交
「日本型」発展モデルを提示して大国主義に対抗せよ
成相 修
p178
ブレークスルー
粒子の輝き――湯川秀樹<第2回>
中野不二男
p240
世界的な学者・渡部昇一
大物たちのテレビ余話<第6回>
竹村健一
p188
日本外交のこのざまは?
双方向性の国際交流学<第8回>
邱 永漢
p234
「空母対空母」の章
遠い島ガダルカナル<第12回>
半藤一利
p250
総力戦
滴みちる刻きたれば 松下幸之助と日本資本主義の精神<第3部第6回>
福田和也
p198
高杉 良著『小説 ザ・外資』
ベストセラー最前線
井尻千男
p214
『海の彼方の国へ』
この著者に会いたい
呉 善花/聞き手・淵澤 進
p208
亀井俊介著『ニューヨーク』
今月の新書
_ 秀実
p212
     
Voice掲示板
     
p196
     
ボイス往来
     
p286
     
ワンポイント書評
     
p217
ベネディクト修道院の夕景
私日記<第30回>
曽野綾子
p278
虚構
巻末御免(210)
谷沢永一
p290
丸谷才一の卓抜な評論
本は私にすべてのことを教えてくれた<第15回>
谷沢永一
p228

Voice

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。