「能力主義」で成功する50のポイント
「出る杭」として生きる心得

　能力主義・成果主義が定着し、日本のサラリーマンの「常識」は大きく変わった。もはや会社が手取り足取り人材教育を施す時代は終わり、自分で自分の能力や適性を見極め、育てていかなくてはならない。年功序列・終身雇用時代の感覚から抜けきれない人間は、これからの組織では生き残れない。

　とはいえ、能力主義は有能な人間だけが勝利者になる弱肉強食とは違う。本来の能力主義とは、会社からみれば適材適所のことであり、個人からみれば自分の好きな仕事、自分好みの職業を見つけることである。変化の本質を見誤ることなく対処すれば、自分だけの豊かな人生を構築できる最高のチャンスになる。

　本書は、若手、中堅から管理職までを対象に、大きくパラダイム転換した組織のなかで、いかに考え、行動すべきかを50項目にわたりアドバイスした一冊。ヨコならび意識を払拭し、自力で一歩を出したい人のために、明日から参考にできる具体的な知恵が満載されている。