どうする「学力低下」
発売日
2000年12月07日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-61251-5

どうする「学力低下」
激論・日本の教育のどこが問題か

著者 和田秀樹
寺脇 研著
主な著作 学力崩壊』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 「学力低下」はどこまで進むのか。2002年から導入される新学習指導要領は子供を救うのか。文部省の論客と気鋭の精神科医による大論争。



 「日本の子供たちは勉強のしすぎだ」などと未だに信じている御仁も少なくないかもしれないが、それはいまや昔。現在ではむしろ、「学力低下がこれ以上起こったら、日本はどうなるのか」という懸念の声が巷で高まりつつある。

 文部省サイドの見解は「『学力低下』を証明する客観的データはない」というものだ。だが、これに異議を唱える陣営は、独自の分析・調査をもとに、文部省が推進する「ゆとり教育」「2002年度からの新学習指導要領」を批判している。

 その両サイドの代表選手といっても過言ではない論客同士が、同じテーブルにつき、忌憚のない議論を戦わせた。「分数ができない大学生はなぜ出現したのか。その問題はどこにあるのか」「そもそも、日本の大学は、一流といえるのか」「これ以上、子供たちの勉強時間を減らして大丈夫なのか」「子供たちが勉強しなくなったのは、一体なぜなのか」――

 わが子、そして日本の未来のためのバトルトーク。