大人の日本語の愉しみ
発売日
2004年12月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66306-7

大人の日本語の愉しみ
歴史にそのルーツを訪ねて

著者 武光誠著 《明治学院大学教授》
主な著作 目からウロコの古代史』、『古代出雲王国の謎』(PHP研究所)
税込価格 734円(本体価格667円)
内容 「“とんぼ”の語源は“飛ぶ棒”」など、普段私たちが何気なく使っている日本語がどうやって生まれたか、歴史的背景とともに解説する。



 武士の石高に由来する「たかをくくる」、後醍醐天皇が最初に行なった「無礼講」、陰陽道の用語であった「本命」、『竹取物語』に謂われのある「ふがいない」、楽器の演奏から生じた「打ち合わせ」……あなたがふだん何気なく使っている言葉には、意外な語源が隠されている!

 日本人の国語力の低下が問題となっている今だからこそ、言葉の成り立ちを理解して国語力をアップすることができれば、あなたを見る周囲の目も変わってくるに違いない。本書には、人気テレビ番組『トリビアの泉』以降、ブームとなった「ウンチク=単なる雑学」ではなく、それとは一線を画す「大人の教養」と呼ぶにふさわしい雑学が満載! 古代、中世にルーツをもち、現代でもわれわれがよく使う264語を収録しており、語源事典としても活用できる。

 ふと語源が気になったときに引くもよし、興味の湧いたページを気の向くままに開いて読むもよし――まさに大人が日本語を愉める一冊だ。