歴史の十字路に立って
発売日
2015年06月11日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-82369-0

歴史の十字路に立って
戦後七十年の回顧

著者 石原慎太郎著 《作家》
主な著作 『エゴの力』(幻冬舎新書)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 作家、政治家として、“時代の交差点”に立ち続けてきた著者に、戦後70年の日本はどう映っているか。次世代の日本人へのメッセージ。



 平成27年は大東亜戦争の敗戦から70年。サンフランシスコ条約発効後、日本は独立を回復したことになっているが、それは虚構ではなかったか――。

 こう主張する石原慎太郎氏は、少年時代の戦争の記憶、日本人としての敗戦の屈辱感を原体験とし、以後の自身の人生を戦後日本社会と重ねながら伴走してきた。衝撃のデビュー作『太陽の季節』ではピュリティという青春の価値を大人たちに叩きつけた。また青年作家としてベトナム戦争を取材した際には「日本の亡国」という危機感を抱き、「祖国のイメイジ回復」を掲げて国政の場に飛び込んだ。

 爾来、石原氏は日本の政治風土の中で特異な存在として、直言、行動を続ける。東京都知事就任、そして再び国政に復帰して政界引退を表明するまで、圧倒的な存在感を発揮してきた。その石原氏に、戦後70年を迎えようとする日本はどのように映っているか。

 作家、政治家として時代と格闘してきた著者の書き下ろし自叙伝。