大阪人の「うまいこと言う」技術
発売日
2005年08月12日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64493-6

大阪人の「うまいこと言う」技術

著者 福井栄一著 《上方文化評論家》
主な著作 鬼・雷神・陰陽師』(PHP研究所)
税込価格 838円(本体価格762円)
内容 「私には親父の着物で、手が出まへん」――。商売から世間話まで、大阪人のコミュニケーションを円滑にするしゃれ言葉の魅力に迫る。



 「アンタの話は『新しい煙管(きせる)』やなあ。つまらんわ」――。笑いの都・大阪には、相手に「うまいこと言うなぁ」と思わず感心させ、場の空気を和ませるような会話表現がある。

 角(かど)が立たないように、言いたいことはしっかり言う。その技は、商談やお隣りさんとの日常会話、色街での駆け引きの中で息づいてきた。あからさまには言えないとき、窮地に陥ったときなど、ユーモア溢れるとっさの一言があれば、行き詰まる会話に風穴を開け、人間関係を円滑にできる!

 会話力を磨きたい人必読のオモシロ知的表現術。

 <本書に登場する「しゃれ言葉」>…文書が読みにくい=根性悪の姑/やることがない=欠けた硯(すずり)/言ったことを実行しない=うどん屋の釜/しつこい人=うなぎの天ぷら/頼りない人=新米の寿司屋/お金にうるさい=京細工/やっぱりケチ=春の夕暮れ/飲み過ぎで財産をなくす=下手な大工/ご機嫌斜め=おでん屋のはんぺん