「官僚は犯罪者」は世界の常識
発売日
2010年10月26日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-79101-2

「官僚は犯罪者」は世界の常識

著者 高山正之著 《ジャーナリスト》
主な著作 『変見自在 偉人リンカーンは奴隷好き』(新潮社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 止まらない官僚の天下り、相次ぐ公務員の犯罪、不祥事。はては過剰な規制で経済・社会を衰退させる「霞が関の罪」を一刀両断! 



 官僚はなぜ天下りをするのか。なぜ汚職・犯罪が後を絶たないのか。給料が安いからか、働き甲斐がないからか。そうではない。もともと国に奉仕するつもりのない人たちが集まるのが、公務員という世界だからだ。税金という、自分のふところが痛まないお金で仕事をしていると、いくら無駄使いをしようが私腹を肥やそうが、日本が不況だろうが何も思わない。著者は記す。昔の役人は、高潔な武士が兼務していた。しかし明治維新が起こったことをきっかけに、武士イコール役人という構図が崩れ、それと同時に「武士ではない人々」が役人の座に就くようになった、と。著者の筆はさらに、首相や大臣は口をきわめて罵るのに、霞が関の次官は叩けないマスコミにも及ぶ。国民のお金で「ジャーナリズムごっこ」をするNHKや、政権を批判すれば報道だと思い込んでいる『朝日新聞』はその代表である。「まともなジャーナリズム」の確立こそが、官僚の腐敗を撲滅する王道だ。