なぜ「いい人」は心を病むのか(愛蔵版)
発売日
2012年05月11日
判 型
B6判並製
ISBN
978-4-569-80456-9

なぜ「いい人」は心を病むのか(愛蔵版)

著者 町沢静夫著 《精神科医》
主な著作 「他人の目」を気にするのはやめなさい』(PHP研究所)
税込価格 524円(本体価格476円)
内容 ノーと言えない、真面目、謙虚……「いい人」と言われる人ほど傷つきやすいのはなぜか。本当の自分に目覚め、強く生きるための処方箋。



 「いい人」――それは、すぐに人の立場を考えて気を使い、自分を犠牲にしてしまう人。

 「ノー」と言えない人、「真面目で純粋な人」「めんどう見がいい人」「謙虚な人」……ひと言でいえば「やさしい人」です。

 やさしさは善とされています。しかし現代は、そんな「いい人」が、おおぜい心を病んでいく時代なのです。

 「いい人」が傷つきやすいのはなぜでしょうか? 「いい人」でいる限り、辛さを抱えて生きるしかないのでしょうか?

 精神科医として多くの症例を見てきた著者は、やさしさの裏側にひそむ「弱さ」を指摘します。そして、「弱いなりの力で、生きる技術、生き抜くストラテジー(戦略)を学ぶべき」と説きます。

 傷つくことを恐れず、勇気を持って人と対話すること。そして自らのアイデンティティを築き上げ、強さと生きる自信を身につけること。

 「いい人」よりも「必要な人」となるために、人生のヒントが見つかる心の処方箋です。