頁数/仕様
192ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2017年12月
在庫
在庫あり

1日15分で一生使える小学校6年間の算数

数のしくみ(1~4年生)、分数(2~6年生)、偶数・奇数・倍数(5~6年生)、図形と角(3~5年生)など、学年を超え単元ごとに振り返ることができ、効率的に学習することができます。
著者(肩書) 監修:小西豊文《甲南女子大学教授》
主な著作 『1日15分で一生使える中学3年間の数学』(PHP研究所)
編集等
税込価格 1,430円   (本体価格:1,300円)
対象 小学生から
頁数/仕様 192ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2017年12月

Get Adobe Reader『目次』『見本ページ』をご覧になるにはAcrobatReaderが必要です。
予めご用意ください。


大人の人に、「小学校の算数はわかりますか?」とたずねてみますと、次のような返事が返ってくることがあります。
「小学校のときは、よくできていたが、大人になって忘れてしまっていて、高学年の内容は、結構難しくて、どう解いていいか考え込んでしまうときがありますよ」
「自分では、だいたい解けるのですが、子どもには、どう教えていいかわからないことも多いですね」
さて、あなたはどうですか?

確かに、ずっと以前に小学生だった方は、年月とともに忘れていることも多いでしょう。それに、約10年に一度内容(学習指導要領*)が改訂され、自分が学習した内容から変化していることも多々あります。また,中学校数学を学習してからは、数学流で解けるけれど、算数の解き方がわからなくなっているということもあるのです。例えば、x(エックス)を使った方程式で解くことはできるけれど、方程式を使わず解くには、どうすればいいのかわからなくなってしまって、小学生への教え方に戸惑ってしまうこともあるようです。

算数の学習内容は、1年から6年に向けて、次第に内容が広がっていきますが、それらは順次積み上げるように学習していきます。それらの内容はすべてつながっていて、「系統性」をもっています。前に学習したことをもとに、さらに広げたり、深めたりして、新しいことを学習していきます。だから、どこかでつまずいてわからなくなると、その次がわからなくなるといわれるのです。例えば、分数のたし算で、同分母分数のたし算がわからなければ、異分母分数のたし算をすることができません。なぜなら、異分母分数のたし算では、通分して同分母分数のたし算に戻して計算するからです。そのときは、もう同分母分数のたし算はできるものとして学習します。しかしながら、6年間を終えてから振り返る場合には、「分数のたし算」として、同時にまとめて振り返ることができ、大変効率的に学習することができるのです。
本書は、6年間の学習をまとめて振り返るという方式でそれぞれの内容をまとめて編集しています。例えば、学習する整数の範囲は、概ね、小学校の1年で1から100まで、2年で1万まで、3年で1億まで、4年で兆の単位というように拡張していきますが、ここでは1から兆の単位までを一気にまとめて、整数の位取りや記数法をあつかっています。つまり、それぞれで学習したことを「統合的に」あつかい、それらの内容が中学校数学への基礎としてつながっていくよう配慮しています。

本書は、小学生をはじめ、中学校数学を学習するためにもう一度、小学校算数を振り返って身に付けたい中学生の方、小学生に算数を教えるためにもう一度、小学校算数を振り返って勉強したい大人の方々に最適の本です。しかも、1日15分で一つひとつの項目をマスターしていけば簡単に短期間で6年間の算数が身に付けられるのです。さらに、本書の姉妹編として『1日15分で一生使える 中学3年間の数学』『1日15分で一生使える 中学数学の全公式』があり、つないでいくことができます。1日15分の貴重な時間を使って、とりあえず、小学校6年間の算数を学び直してみましょう。

本書は、まず、基本となる「問題」から始まります。自分の頭の中に残っていることを総動員して、その問題ができるかどうかを確かめることから始めるのです。次にその問題を解くための「ヒント」を読んで、解答を確かめます。さらに、この内容に関する解説として「ココがポイント!」のコーナーがあります。ここで、内容を広げるとともに、さらに掘り下げて自分の考えをより確かなものにします。また、随所に「一生使える○○のお話!」というコラムを配置し、日常生活などに関連する話題を取り上げ、より興味・関心を高めるように配慮しています。最後は、基礎的な練習問題で確認をして仕上げます。これで、一つの項目が完了です。このように、順次、読み進めていくことで、理解が確実なものになるような一連の流れ(ステップ)をつくっています。この間、1テーマおよそ15分! 合計31項目を何度でもくり返すことができ、「一生使える!」というわけです。  (「はじめに」より)

*本書は、平成32年度から実施される新学習指導要領に対応する内容で構成しています。

【1章】 数のしくみ
1.数のしくみ(1~4年生)
2.分数(2~6年生)
3.小数(3~6年生)
4.偶数・奇数・倍数(5~6年生)
5.約数(5~6年生)
6.概数・四捨五入(4~5年生)

【2章】計算
7.整数の計算(1~6年生)
8.小数の計算(3~6年生)
9.分数のたし算・ひき算(3~6年生)
10.分数のかけ算・わり算(5~6年生)

【3章】図形
11.平面図(2~5年生)
12.図形と角(3~5年生)
13.面積の求め方(4~6年生)
14.立体と体積(4~6年生)
15.対称・拡大(6年生)

【4章】測定・単位
16.長さ(2~6年生)
17.かさ(1~5年生)
18.時間(1~3年生)
19.重さ(3年生)

【5章】変化と関係
20.表と棒グラフ(3~4年生)
21.折れ線グラフ(4~6年生)
22.百分率(5年生)
23.単位量あたりの大きさ(5年生)
24.速さ(6年生)
25.比(5~6年生)

【6章】データの活用
26.平均(5~6年生)

【7章】文章題
27.見積もる(4年生)
28.何倍(4年生)
29.しゅうかく量(5~6年生)
30.分数(6年生)
31.組み合わせ(6年生)

学習のまとめ